今更だけど最近公式はAlphaVじゃなくて0.5って表記しかしてないからそのうちこっちの記事も表記変えるかも。
Discordでテスター向けに配布されていたので触ってみる。
テスター向けなので使うときは自己責任で。
まあなんか色々更新はされてるらしいので気になったのを見てみる。
新キャッシュシステム
新しいキャッシュ機能が実装されたとのこと。なので初回起動にめちゃくちゃ時間かかるけどそれは仕方がない。
画像や楽曲のキャッシュはSQLite。
個別のファイルじゃなくなったのでディスクからのアクセスと比較すると速くなるとは思うけど特定の楽曲データだけ消したいときちょっと不便な気もする。
じつは2週間くらい前に新キャッシュシステムを実装したa11が一瞬だけ公開されていたけどすぐに配布リンクが削除されたんでなんか問題があったっぽい。
まあ、何はともあれちゃんと実装されたバージョンが再公開されたので今度こそ使っても大丈夫だと思う。
そもそも
どうやらキャッシュ画像用API「LoadFromCached」の使い方自体を勘違いしていた。
SM5.0ではバナー用に「LoadFromCachedBanner」というAPIがあるのだが、これを使用するにはDef.Bannerを使用する必要がある。
5.1以降で追加された「LoadFromCached」はDef.Spriteで定義されているのだが、BannerはSpriteを継承しているので別にBannerを使っていても動作していた。なのでCitMinでも3.0.11まではその実装となっていた。
さて、問題はAlphaVを使った時だが、どうやらAlphaVのこれまでのバージョンはキャッシュ画像がきちんと取得されずに通常画像が呼び出されているような動きをしていた。そしてキャッシュではない通常の画像をDef.Bannerで使った場合なのだが、Def.Spriteで呼び出したときと比較するとかなり動作が遅くなるらしい。なんでかは知らん。
(旧バージョン)Def.Bannerを使用
(旧バージョン)Def.Spriteを使用
かなり速くなってはいるがまだ引っかかっている感じがする動き方をしている。
(最新版)キャッシュ未使用
めちゃくちゃ速い。かなり実用的な速度になっているが、PCスペック依存の可能性もある。
(最新版)キャッシュ使用
爆速。多分PCスペックの影響はほとんど受けずにこの速度が出ると思う。
さすがにキャッシュを使うとものすごく速い。バナーやジャケットの縦横で大きい方が64ピクセルになるように縮めているので読み込みも当然速い。
ホイールがどうやっても重くなって困っているなら新キャッシュ機能を使って見るのもありかもしれない。
まあこの画質が許容できればの話ですけどね。
2024/06/29 10:15追記: キャッシュの品質は変えられる
キャッシュ画像の画質はPreferences.iniのImageCacheで設定できるとのこと。
旧バージョンにも同じ項目があるけど設定できる内容が違うから色々と面倒。
- LowRes ← デフォルト(なんで?)
- MidRes
- FullRes
たしかに画質は良くなるんだけどプレイヤーに手動で変更してからプレイしてくださいなんて言えるわけないので無いに等しい設定。
初回起動時はそもそもPreferences.ini自体が無いからまずLowで時間かけて起動してから本体終了→設定を手動でMid/Fullに変えてから時間かけて起動なんてやってくれるユーザーの方が少ないと思うが。
というかグループバナーのキャッシュちゃんと更新されてなくね?
余裕があれば他の新機能も調べてみる。